受験老人には塾や予備校に行く余裕もないし金も時間もない

私は医学部と司法試験を目指すと豪語しているものの、(高齢であるということ以外に)いろいろ不利な部分がある。

 

まず、医学部にしても、司法試験にしても、きちんと受かろうとしたら、塾や予備校に行くのが最も手っ取り早いと思う。

塾や予備校では、そのための一流の講師陣をそろえ、立派な教材を使ってすばらしい授業をしてくれる。

だから、塾や予備校に行かずに受かろうというのは現実を知らない者の言うことだ、

そのための経費や時間を惜しむのはおこがましく、真剣みが足りない、あきらめろ。

という意見をネットでいくつも見た。

 

だが私はこれまで塾や予備校に行ったことは一度もない。

それでも現役で東大合格、また理Ⅲに2度続けてA判定を取り、また行政の試験では1か月の勉強で合格した。

それは今から30年以上前のことで、現在では通用しないかもしれない。だが自分はあくまで自分の方法を貫きたいと思うのだ。

 

そもそも塾や予備校に行くだけのカネも時間もない。

高い参考書を買うのもあまり余裕がない。

よし、それならいっそのこと、できるだけカネも時間もかけずに合格できる方法を考えよう。後でその実績を発表すれば面白いだろう。

その方針で進めていくこととした。

(もっとも、それで受からなければ元も子もないが。)

 

そして次のような方針を決めた。

・カネについては、受験のための参考書等を買うのはブックオフのみとする。ただどうしてもほしいものがあればネットを利用して安く買う。

また、模試等を受ける金もケチる。必要なら模擬試験の問題集をブックオフやメㇽカリで購入して時間を計ってやることにする。

・時間については、通勤途中と自宅での勉強をあてるが、一日合計で4時間以上を確保する。

毎日、この最低時間はどんなことがあっても守るようにし、リズムを作る。

 

まっ、甘い甘~い計画である。

特に時間は、普通の医学部や司法試験受験生は1日平均5、6時間、多い者では8時間以上は費やすのではないか。

私の場合、同時に2つを並行してやるため、1つ当たり2時間になる。

これで大丈夫かとの不安もあるが、まあ、仕事の疲れもあるので社会人としては初めのうちはこれで仕方ない。

たとえ2時間であろうが、それを集中してずっと続けていけば、何とかなるのではないか。

そう妄想した。