さあて、1日8科目がんばるぞ!

4月からやることをまとめてみると、以下のようになった。

 

(医学部受験)

・数学:チャート式(ⅠA、ⅡB、Ⅲ)

・化学:大宮(理論、無機、有機)

・物理:漆原(力学、波動、電磁気)

・地理:村瀬(系統地理、地誌)

 

(司法試験受験)

憲法:寺本

民法:寺本

行政法:寺本

・刑法:?

 

この体制で9月頃まではやるしかないと思った。

 

つまり、医学部受験については、まず、時間がかかり、忘れているところも多い数学と理科、それから全く経験のない地理の勉強を先行して始める。

9月頃から、徐々に、一応一通りの知識のある英語、それから地力で何とかなるかもしれない国語(特に古文・漢文)をやる。

 

司法試験については、基本科目である憲法民法、刑法と、寺原の参考書がある行政法を8月までに一通り済ませる。

その後、残り3科目(商法、行政訴訟法、民事訴訟法)を加え、全7科目をブラッシュアップさせていく。

ただし、司法試験については、実際にはもう少し慣れる必要があると思い、インターネット動画の入門編を、ある程度納得がいくまで見続けることにした。また、刑法については寺本以外の参考書を入手する必要があった。)

 

9月以降のことを考えると頭が痛いが、それでも、4月からは1日8科目をやらねばならない。

本当にできるのだろうか。

しかもこれは、私の現在の業務で多忙にならないという前提付きなのである。

1日の勉強時間をどうやって作ろうか?

4月になった。さて、いよいよ勉強の開始である。

 

一日の勉強時間をどうするか。

これまで、4時間だと書いてきたが、これは最低限でも4時間、という意味である。

私が1日で最大自由になる時間を考えると、

・起床後、出勤まで 2時間

・出勤時間(行き・帰り)計2時間半

・帰宅後、就寝までの時間 4時間

と、8時間半ほど使える。睡眠時間を削ればさらに増える。

 

しかし、あまり無理をし、根を詰めて1日にたくさんやっても長続きしないだろう。

だから、私は、これまでの生活もあまり変えずにやる方法をとった。

・通勤時間の中で新聞を読む。

・1日のうち、読書(ミステリー中心)時間を1時間程度確保する。

・テレビ番組を1時間ほど見る。

・ネットを見る。

 

そのように、ある程度趣味等に費やしたとしても、最低4時間は確保できるようにしたのだ。

そうして確保した勉強時間を、医学部受験と司法試験受験用に、少なくとも2時間ずつ充てればよい。

そうすれば、確実に勉強は進んでいく。

よく、医学部受験にしても、司法試験受験にしても、1日8-10時間も勉強したという合格者がいるが、本当かなあと思う。

特に司法試験の場合、(私がそもそも苦手なこともあって)根気が続かない。30分勉強したら疲れる。

だからこそ、新聞を読んだり、読書をしたり、テレビを見たり、ネットを見たりというのを合間に入れ、気分転換を図りつつ進めればいいのだ。

 

まっ、そのように考えると、1日4時間というのは十分実現性のある計画だと思う。

それで本当にちゃんと勉強が身に付くのかどうかは心配であるが。まあやってみるしかない。

1か月かけて計画を練る(司法試験その4)(絶好の講座・参考書に出会う)

そうして無料のネット講座を探しているうちに、ある講義に行きついた。

寺本康之という先生のやっている講座だった。

それは司法試験を対象としたものではなく、大卒程度の公務員試験対策用と銘打っていた。そして、その講義は、市販されている参考書に沿って、1章ごとに教えてくれるものだった。

これしかない、と直感的に私は思った。今までネットで見たどの講座よりも分かりやすく、また網羅的な気がした。

よく考えると、司法試験だけでなく、行政書士司法書士、それから公務員試験でも法律関係の勉強をして受験するのである。もちろん司法試験のうち論文試験は圧倒的に難しく、そのためには特別の内容を勉強しなければならないだろう。だが、おそらく短答式のための対策には、これら他の試験とも共通する参考書でも当面大丈夫ではないか。それをやった上で、司法試験用の特別な対策をその後やればいいのではないか、私はそう思った。

そして寺本の参考書を探すため、またブックオフ周りをしたが、残念ながら売っていなかった。

仕方ないので、今回の私のモットー(金をかけずに受験勉強する)に反するが、ネットで注文することにした。(中古品は出ていなかった。)

現在出されているのは全ての科目ではなく、憲法行政法民法Ⅰ・Ⅱだけ。だから、残りの科目(刑法、商法、刑事訴訟法民事訴訟法)の参考書は別途、考えなければならない。

とにかく注文。4冊で6000円ほどかかってしまった。しかし、数日後届いた参考書は新品で、いかにも分かりやすく書かれており、私のやる気を大いに高めた。

これなら、予備校に行っているのと同じように、計画的に勉強を進めていくことができる・・・・私は毎日それらをやっていくという、モチベーションとともに覚悟のようなものも生じてきた。

1か月かけて計画を練る(司法試験その3)(無料のインターネット講座を聴く!)

司法試験のわかりやすい参考書がブックオフで見つからない。さてどうするか。

そこで私が考えたのは、インターネットで司法試験講座の動画を見つけることだった。無料で聴けるやつを。

やはり、本を読んで勉強するのはしんどい。映像授業でいいので、人から教わることで、自然と勉強ができるし理解が早い、と思ったのだ。

 

私は恥ずかしながら、貧乏なのでスマホは持っていない。

だからパソコンから見られる司法試験講座を調べた。そして「入門」とか「基礎」と銘打っている動画を片っ端から聴いてみようと思った。

すると・・・・あるわあるわ、キーワードを入れると、驚くべきほどたくさんのネット授業が検索できた。

 

まず、ガイドブックの著者である吉野勲の動画があったので聴いてみることにした。

いろいろな動画があったが、最初に勉強法の動画があったので聴いた。ガイドブックの内容ととほぼ同じだったが、こうして動画を見ると実によく頭に入った。

吉野氏は最初、大きな司法試験の予備校に勤めていたが、指導法で対立して、そこを離れて別の予備校を立ち上げたとのことだ。

でも、自分の教え方に自信を持っているらしいのがよく分かる。

そして、彼の無料動画で「公法系」、「民事系」、「刑事系」について、それぞれ超入門というのがあったので、それを聴いた。

しかし、私はスピードが速すぎてついていけなかった。いずれも、入門であるにもかかわらず、途中からぼうっとして寝てしまった。

 

もっとわかりやすいやつがないか、探した。

すると、辰巳予備校の原孝至という先生の講義が、導入講義として憲法民法、刑法をやっていた。各1時間半。

私はそれを聴いた。すると、結構分かりやすい。それでも途中から頭がぼうっとしてしまった。

やはり、私の頭は文系には向かないのかもしれない。

しかし、分からないまま、それを2度聴くと、少しは頭に入った。

その導入講義は、2012年くらいから各年度の講義がyoutubeに存在していた。

それらは講義内容が少しずつ違っているため、バリエーションを楽しみながら慣れていくことができた。

 

そうすると、他の予備校の導入講義も、比較的容易に頭に入りだした。

先程の吉野の講義も、それから伊藤塾の塾長の講義も。

全部入門編であり、単に入り口に過ぎなかったが、これによって、私は司法試験アレルギーというのがややなくなった。

 

ただ、本格的に勉強していくためには、何か参考書を買わなくてはならない。

どうしようか。

1か月かけて計画を練る(司法試験その2)(ブックオフで参考書を売ってない!)

さて、予備試験では7つの試験科目の勉強をしなければならない。

これをどうやったら効率的にできるのか。しかも1日2時間の勉強時間で。

人に言ったら笑われるだろう。だが、何としても、当面の勉強時間はこれだけでやるしかない。

受験老人は、カネも、そして時間もないのだから。

 

だが、大学受験と違い、司法試験は私にとって、全くの未知の領域である。

法科大学院でたっぷり2、3年かけて学ぶ者たち、大学の法学部で4年かけて学ぶ人たち、

それから、予備校で学ぶ人たち・・・・

たっぷり時間をかけて、充実した教材で、しかも授業で勘所を教えてもらえる。

私にはそれが全くない。これは医学部受験より、はるかにハードルが高い。しかも勉強時間は1日2時間。

よく知っている者が聞いたら、あきれられるか、嘲笑されるだろう。

 

とりあえず、ブックオフで買った吉村勲のガイドを読んだ。

なんとなくわかったが、じゃあどうやって勉強するか。

私が最初に考えたのは、医学部受験と同じ、最初からあまり難しい参考書を読むと、すぐにギブアップしてしまうということである。

だから、司法試験用の簡単な参考書をブックオフに買いに行くことにした。

しかし、そこで私を待っていたのは・・・・

ブックオフには、全然、司法試験用の参考書が置いていないのである。

また、たとえ置いていたとしてもその数は実に少なかった。

100円〜200円で買えるようなものはない。

しかもあっても、まるで歯が立たないような難解なものばかりだった。

 

さて、どうしたものか。私は入り口の段階から途方に暮れた。

1か月かけて計画を練る(司法試験その1)(司法試験のしくみ)

さて、司法試験の勉強である。これについては、さっぱり土地勘がない。

だから、それがいったいどのような制度であるのか調べてみた。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」

ブックオフで吉野勲「司法試験予備試験一発突破ナビ」という本を売っていたので購入し、読んだ。

 

その制度を簡単に言うと、私のように法科大学院に行っていない者は、いきなり司法試験を受けるわけにはいかない。

まず予備試験というのを受けて、それに受かってはじめて、法科大学院修了者と同じ土俵で翌年、司法試験を受けられるのである。

そりゃそうだろう。いきなり司法試験が受けられるなら、法科大学院を設けた意味がなくなる。

予備試験はうんと難しくして(5%程度)、司法試験はある程度簡単にしているのである。

司法試験の合格率は全体で20%、しかし予備試験を通った者は約80%の割合で本試験は合格するそうだ。

すると、予備試験に受かるかどうかが私にとっては最大の山になる。これに通りさえすれば、さらに1年、ゆっくり本試験の準備をすればよい。

 

予備試験は次のような日程になっている。

5月 短答式試験(法律基本科目(憲法行政法民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法)、一般教養科目

7月 論文式試験(法律基本科目(短答式と同じ)、一般教養科目、法律実務基礎科目(民事、刑事))

10月 口述試験(法律実務基礎科目(民事、刑事))

 

すると、とにかくこの法律基礎科目である7科目をやっていかねばならない。短答式試験がある来年5月までに、である。

まだ1年と2か月ある。(今年3月の段階で。)何とかなる。と自分に言い聞かせた。

というのは頭脳王の東大理Ⅲ 河野氏が、わずか8か月の勉強で司法試験に受かったというのをテレビで見たからだ。

彼が8か月で受かったのは予備試験なのか本試験なのかは分からない。正確なところは知りたい。

だが彼は医学部の勉強や頭脳王のためのクイズの勉強等の合間に司法試験の勉強をして、それに受かったのである。

もちろん私と彼とは頭の出来が違う。それに私は耄碌して記憶力が極度に衰えている。

だが、とにかく、挑戦しようというチャレンジ精神は誰にも負けない。

やるしかない。だが、どうやるか。

1か月かけて計画を練る(医学部受験その4)(参考書を決めた!)

子供たちの話を参考にしながら、4月から始めるための参考書を決めた。

分かりやすいというのが第一条件。でないと必ず途中で挫折する。

そして、私が考えたのは、少なくとも数学と理科については、その参考書に含まれている問題量が多いというのが条件。その理由はまた後で。

 

4月の最初から進めるのは、数学、理科(物理・化学)、そして地理の4科目。

そして、新品の参考書を整えて・・・・

おっと違った。受験老人にはお金がない。だからブックオフで買わねばならない。

子供たちの参考書にはいっぱい書き込みがあるので使えない。(だからこそよいという気もするが。)

 

そうして、ブックオフ回りを開始した。なんかワクワクする。

いくつかブックオフを回った。そして目指す参考書を整えた。

私がそろえたのは、以下である。

 

・数学:チャート式数学ⅠA、ⅡB、Ⅲ

・物理:大学入試 漆原晃の物理基礎・物理(力学・熱力学編)、(波動・原子編)、(電磁気編)

・化学:大宮理の化学が面白いほどわかる本(理論化学編)、(無機化学編)、(有機化学編)

・地理:村瀬の地理Bをはじめからていねいに(系統地理編)、(地誌編)

 

チャート式数学は、まあ「王道」と言ってよいだろう。これを全部、総合問題まで含めて完璧にやれば、各大学の試験もそれで解ける予感がする。

物理は、子供たちが大のお勧め。本当に理解して書いているとのこと。しかも随所に問題が掲載されている。

化学は、この参考書は旧課程対応のため、現在は売られていないとのこと。だが挿絵のキャラも可愛くて分かりやすく、問題量も多く、とりわけ、各章ごとに1問1答式のチェック問題が掲載されている。まああまり旧課程と新課程の違いはなく、これしかないと思った。

地理は、村瀬先生は最近、クイズ番組の解説者としてテレビによく出ているのだが、子供からは、いろいろやったがこれが根っこから教えてくれ、わかりやすいとのこと。

 

ブックオフを駆けずり回った結果、これらを全部合わせて2,000円程度でゲットできたのは大きかった。

さあ、準備は整った。

とにかく、3か月以内にこれらを全部、一通り、読んでしまうこと。理解の程度は5-6割でいい。

そして、その後は、そこに入っている問題をばらばらにして、アトランダムに解いていくのだ。

4月から、がんばるぞっ。