1か月かけて計画を練る(司法試験その1)(司法試験のしくみ)

さて、司法試験の勉強である。これについては、さっぱり土地勘がない。

だから、それがいったいどのような制度であるのか調べてみた。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」

ブックオフで吉野勲「司法試験予備試験一発突破ナビ」という本を売っていたので購入し、読んだ。

 

その制度を簡単に言うと、私のように法科大学院に行っていない者は、いきなり司法試験を受けるわけにはいかない。

まず予備試験というのを受けて、それに受かってはじめて、法科大学院修了者と同じ土俵で翌年、司法試験を受けられるのである。

そりゃそうだろう。いきなり司法試験が受けられるなら、法科大学院を設けた意味がなくなる。

予備試験はうんと難しくして(5%程度)、司法試験はある程度簡単にしているのである。

司法試験の合格率は全体で20%、しかし予備試験を通った者は約80%の割合で本試験は合格するそうだ。

すると、予備試験に受かるかどうかが私にとっては最大の山になる。これに通りさえすれば、さらに1年、ゆっくり本試験の準備をすればよい。

 

予備試験は次のような日程になっている。

5月 短答式試験(法律基本科目(憲法行政法民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法)、一般教養科目

7月 論文式試験(法律基本科目(短答式と同じ)、一般教養科目、法律実務基礎科目(民事、刑事))

10月 口述試験(法律実務基礎科目(民事、刑事))

 

すると、とにかくこの法律基礎科目である7科目をやっていかねばならない。短答式試験がある来年5月までに、である。

まだ1年と2か月ある。(今年3月の段階で。)何とかなる。と自分に言い聞かせた。

というのは頭脳王の東大理Ⅲ 河野氏が、わずか8か月の勉強で司法試験に受かったというのをテレビで見たからだ。

彼が8か月で受かったのは予備試験なのか本試験なのかは分からない。正確なところは知りたい。

だが彼は医学部の勉強や頭脳王のためのクイズの勉強等の合間に司法試験の勉強をして、それに受かったのである。

もちろん私と彼とは頭の出来が違う。それに私は耄碌して記憶力が極度に衰えている。

だが、とにかく、挑戦しようというチャレンジ精神は誰にも負けない。

やるしかない。だが、どうやるか。