1冊読み終えたゾ!

司法試験の勉強はどうかというと、あまり効率は上がらなかったが5月からの勉強を続けていた。

そして、8月の始めになって、やっと本を1冊、読み終えることができた。

それは、「寺本の民法Ⅰ(総則・債権編)」だった。わざわざ楽天で正規の値段で購入した5冊の本のうちの1冊だ。

寺本先生の語り口は非常にマイルドで、かつ的を得ており、ネットで講義を聴いている時は(あたかも)よく分かったつもりになった。

 

それとほぼ同時に「郷原民法(総則・債権編)」も読み終えた。こちらも、まずまず分かりやすかった。

(というか、試験対策用その他で、これら以上に分かりやすいものはないかも・・・・。)

と言っても、これで民法の総則・債権が全部分かったかというと、全くそんなことはない。

どんな所から聞かれても、1つとして、自分の言葉で分かりやすく説明できるものはない。それに最初の方は8割方、忘れている。

 

このため、ブックオフでもう1つ、簡単な薄い参考書(「ゼロから始める民法入門」(高橋裕次郎))を買ってきて、その総則・債権のところをざっと読んだ。

それで、大分分かったつもりになったが、まだまだ実践には程遠い。

自分はこんな勉強の仕方をしていて本当に大丈夫なのかと疑問を持った。

まあ医学部入試は何となく土地勘はある。こうすれば点が取れると、自分も思い、また子供たちからのアドバイスも受けている。

だが、司法試験は、全くの自己流もいいところなのである。

自己流でやっていることが否定されるのが怖くて、まだ実際の予備試験の問題をろくすっぽ、見ていないのである。

 

こんな杜撰なやり方を書いているのを見て、本当に司法試験を目指して努力されている方々にはきっとあきれられるだろう。

まあ、ただ、もし私のやり方、すなわち

  • いきなり難しいことをするのではなく、まずはとっつきやすいところから始めて、次第に難しいものに挑戦していく。
  • 問題を中心に解き、分からないところはよく考える。

がうまくいき、短答式や、まかり間違って論文式試験に通ったならば・・・・それは、私としては法外の喜びになる。

 

それはつまり、試験に受かった先のこと、弁護士になるのに一歩近づいたという喜びではない。

まさしく、受験老人のチャレンジに成功したことの喜びである。つまり、SASUKEの1st stageをクリアーした喜びである。

最低限の時間とお金を使って。

まっ、妄想力いや想像力だけは人一倍あるのだ。