二宮金次郎式勉強法?!

とにかく、どうしても勉強時間を確保しなければならない。そのために私が編み出した方法・・・・

それは二宮金次郎式勉強法、つまり、歩きながら勉強するという方法である。

 

言っておくが、これは現代においては不謹慎なやり方である。

金次郎の頃のようにのどかな時代・場所ならともかく、歩きスマホの害が声高に叫ばれている現代、しかも都会でやっていいわけがない。

人にぶつかり、危険である。現に薪をかつぎながら読書している銅像が取っ払われた学校もある。

 

私はしかし、この方法こそ頭の活性化のために必要だと思うのだ。あまり他人にはお勧めできないが。

この方法だと、決して眠ってしはまうことはない。人は歩きながらは眠れないものだ。

そしてもうひとつ。コースを決めさえすれば、それに応じた勉強時間を確保することができる。

 

まず、通勤時、電車の駅までのバスをやめて歩いていくことを試みてみた。

当初、あまりよい道が見つからなかったが、中の道で静かな道を発見した。よし、これはいけるっ!

ただ、電車の駅まで30分以上かかった。通勤時間が20分ほど延びた。途中までバスに乗って歩きと組み合わせる等の工夫もできるようになった。

こりゃ、健康にもいいし、勉強もできる。私にとっては一石二鳥だった。

できるだけ歩いて通勤することにした。もちろん雨の日や疲れている時、急いでいる時は無理だったが。

 

おそらく、この方法が一番向いているのは英単語や古文単語の暗記だろう。ちら見すればよいだけだ。

だが、現在始めているのは大学受験の4科目(数学、物理、化学、地理)、それから司法試験の4科目である。何が歩き勉強に向いているか。

いろいろ試行錯誤したが、やはり、自分の全く知らない司法試験の科目と、地理は無理なことが分かった。

また、物理や化学は答えをじっくり見ながら突き合わせなければならないので難しい。

 

消去法でいくと、数学が残った。

私は、しめたっと思った。

いくつかある受験科目の中で、数学が一番の難物だったのだ。理由は簡単。問題の数が多いからだ。

数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲを合わせて例題が1000問以上ある。これを地道にやっていくには根気が続かない。

歩く時間だけでこれを終わらせられればよい。

 

夜、歩きながら勉強するために、懐中電灯を100円ショップで買った。そして灯をともしつつ問題を読み、答えを見た。

ぴかりと光らせながら歩いている私を見て、前から歩いてくる人々には歩きスマホかと思われたが、それが懐中電灯だと知った人にはギョッとされた。

 

それから、私は昼の時間を活用した。食事を簡単に済ませた後、散歩に行くのである。

その時間、約30分。又は歩いて食べに行く間に数学のチャートを見ながら歩くのである。

まっ人に知られるとどう思われるか分からないので、表紙にカバーはかけたが。

 

・・・・結局、この二宮金次郎式勉強法により、数学だけはどんどん進んだ。